和室の天井を30cm高く!DIYで天井のセルフリノベーション

子供部屋に、IKEAのロフトベッド「STORA」を設置しようとしたところ、日本の住宅の標準規格240cmの我が家の和室では、天井の高さが足りないことがが判明してしまいました

ネットを調べてみると、全く同じような問題に直面している人たちが結構いるようで。。

中には、ベッドの足を10cmカットして使っているという方もいて、一応それも考えてみたのですが、平行にカットするには

かなりの技術が要りそうで、やはり断念。

一時はベッドではなく、単なる物置として利用しようか、とも考えたのですが、それではやはり残念過ぎる…。

ということで、散々悩んだ挙句…、建設業をしている父のヘルプもあり、

よし!思い切って、天井をぶち抜いてしまおう、という、決断に至りました。

今回は、記録もかね、そのセルフリノベーションの方法と工程を、ご紹介したいと思います。

 

【和室の天井を抜いて セルフリノベーションする方法】

①天井板を抜く

1.まずは、和室の天井の一部、目立たない場所にキリで穴をあけ、竹ひごのような細い棒を通し、天井上の高さがどれ位あるのかを確認しました。大体30cm弱ほどあったので、もし天井を抜けばその分高くなることに。

2.意を決して、ついに天井に穴を開けてみる!バールで叩いて、天井の一部をぶち破ってみました。和室の天井は意外にも軽くて薄い板でした。もう後には退けません。そのままバリバリと力づくで破壊していきました。(電気の配線の位置だけは確認して、切ってしまわないように注意しながら)

3.部屋全体の養生。かなりの木片や釘などが飛び散るので、ガラス窓は新聞紙で覆い、マスキングテープで止め、部屋の家具はビニールシートや毛布で養生をしておきました。

②天井の金具の処理

1.金具の処理 天井板を全て取り払ったら、配線と断熱材がむき出しの状態に。

要らないクギや金具などもたくさん飛び出していたので、サンダーで切断。

③壁の処理

1.端の部分に残った、天井板を抑えていたクギを抜いたり、木片のささくれ部分を処理。(→軍手をした手でむしり取ったり、のこぎりやカッターでカットしながら、地道にきれいにしていきました。)

④ホームセンターで、材料を準備

1.ホームセンターでベニア板とペンキを買ってきて、壁と同じ色に塗ります。

【約6畳の部屋(1部屋分)の材料】
★水性シリコンペンキ6L—-1缶
★ベニア板3✕6(91mm✕182mm)—-(天井用)◎厚さ3mm → 6枚
★ベニア板3✕6(91mm✕182mm)—-(壁 用◎厚さ5.2mm→ 2枚

2.取り付けに必要な材料も、ホームセンターで購入。

【取り付けに必要な材料】
★金具—-ハードエッジドライブ(なべ4✕45 下穴深さ55mm・下穴径3.4mm・強度173.4kgf)
★壁用幅木(30✕50mm角ぐらい)—-適宜
★スクリューネジ—-ベニア板を幅木に打ち付けるためのクギ)

⑤天井にベニアを貼る

1.天井にベニア板を貼っていきます。一枚板を使えるところを先に貼り、あとは残りの天井の幅にあわせて、ベニアをカットします。サイズを計り、ベニアのカットは、カーボンの付いた糸を張り、パチンと印の線をつけ、のこぎりで切っていきます。

2.ベニアを天井に打ち付けていきます。コンクリートにドリルで下穴を開けながら、ビス(ハードエッジドライブ)をドライバーで打ち付けていきます。(等間隔に。大体40cm間隔位。)

3.電気配線を通します。天井ベニアの一部(通したい場所)にドリルで穴を開け、その後、電気配線にビニール紐をテープで止め、ビニール紐の先をベニアの内側から穴へ通し、電気配線を一緒に誘導し、表へ出します。

4.市販のダクトレールを天井に取り付けます。ダクトレールの説明書に従って取り付けたら、電気配線をつなぐ。

照明を取り付けたら、無事、点灯しました。

こういったタイプのダクトレールを購入しました。

⑥壁にベニアを貼る

1.壁の幅にあわせて、ベニアをカットします。

2.まず、ベニア打ち付けの土台となる幅木を沿わせ、コンクリートに打ち付けていきます。

3.幅木の部分にネジが貫通するように、スクリューネジでベニアを金槌でうちつけていきます。

⑦完成

最後に仕上げ。デザイン的な引き締め効果と、壁と天井の間に少し隙間が出来てしまったのを隠すために、白い幅木を一番上の部分にも木工用ボンドで貼り付け、完成

お部屋全体の雰囲気は、こんな感じ。

空間が広がり、とても開放的になりました。

すごく良かったので、じつはさらにもう1部屋、隣の部屋の子供部屋の天井も同じようにしました。

ロフトを作ったのと同じくらい広くなり、部屋の使えるスペースが倍くらいになったような感覚です。

作業を振り返っての感想

大変な手間と苦労はかかったものの、振り返ればとても楽しい作業でした。ひと夏の家族の思い出にもなりましたし、何より自分たちならではの唯一無二の空間が出来上がったことにとても満足しています。
さらに驚くべきことは、ほとんどお金をかけていないということ^^(材料費は、1枚数百円の安いベニア板と、幅木、ペンキ、ビスを買ったくらい)業者に頼めばおそらく数十万はするであろうことを考えると、自分たちで出来てとてもラッキーでした。
自らの記録もかねここに書き留めて置きましたが、この記事が今後このようなDIYをされる方の何らかの参考になれば嬉しいです♪

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